違法な調査は探偵で断られる

法律的に許されていない行為は、探偵に依頼したとしても断られます。ただし、違法と違法ではない行為のボーダーラインの判断は、一般人では分かりづらい部分もあるので、まずは探偵に相談した上で、違法な調査行為である場合は諦めましょう。
また、違法な行為で得た証拠やデータは無効として扱われるので意味がありません。それどころか、違法な行為で得た証拠を裁判で使用すると、探偵と依頼者に刑事罰が下されることもあります。
違法となる探偵の調査

探偵でも違法行為となる調査は存在します。違法な調査を行うと、探偵への処分は当然行われますが、依頼者へ罰則が下ることもあります。
- 電話番号や携帯電話、ナンバープレートからの個人特定
- 預金口座・ローン残高、出身地・出生に関連した調査
- 別れさせ屋・退職に追い込む等の工作行為
- 盗聴・盗撮などの法律的に違法と言われる調査
- 犯歴や戸籍謄本・住民票の入手
その他にも差別を助長する行為などは違法となっています。
違法行為の例
- 盗聴器や盗撮器を仕掛けてほしい
- AさんとBさんを別れさせてほしい
- Aさんを中傷してほしい
- Aさんの家の敷地に入って調べてきてほしい
人というのは、追い込まれていたり、恨みを持っていると思いがけない行動をとってしまう可能性があります。しかし、そういった行動は最終的に自分の身に帰ってくるので、違法行為を探偵に依頼しようと考えている方は、一度冷静になりましょう。
違法行為を行う探偵事務所は危険
日本には5,000社以上の探偵業者が存在しており、もしかしたら、その中には違法調査を請け負う悪質な探偵事務所が存在する可能性もあります。
仮に、違法調査を極秘で行っている探偵事務所が存在したとしても依頼するのはおすすめできません。
法律を守らないような業者は、料金トラブルなど様々な問題を引き起こす場合があります。しかし、依頼者は違法調査を依頼している立場上、相談することもできません。
余計なトラブルを誘発する可能性が高いので、違法行為を請け負っている悪質な探偵事務所があったとしても、関わらないようにしてください。